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2013年10月24日木曜日

日本人のちょっと面白い話は外国語に訳せるか?

はじめまして。
初めての投稿です。

先日、「日本人のちょっと面白い話は外国語に訳せるか?」に参加してきました。 これは神戸大学大学院国際文化学研究科メディア文化研究センターおよび日本語音声コミュニケーション教育研究会共催の科研プロジェクトになります。

フランス語訳・中国語訳・英語訳をめぐる「ちょっと面白い話」に関する発表の後、神戸外国語大学の山口治彦教授が語用論的立場からレビューする形で本研究会が締めくくられました。
以下、研究会のプログラム内容です。

 「ちょっと面白い話」データベースとは? 定延利之(神戸大学)
 「ちょっと面白い話」のフランス語訳をめぐって Ghislain Mouton・山元淑乃(琉球大学)
 「ちょっと面白い話」の中国語訳をめぐって 孟桂蘭・新井潤(ケラニア大学)
 「ちょっと面白い話」の英語訳をめぐって Anthony Higgins・森庸子(同志社大学)
 「ちょっと面白い話」に対するコメント 山口治彦(神戸市外国語大学)


本研究会で取り上げられた「ちょっと面白い話」は、神戸大学のメディア文化研究センターがコンテストの形式で収録・公開しているデータベースにてご覧いただけます。これは世界で唯一の音声・動画(・字幕)付き日本語発話データになります。「ちょっと面白い話」については、以下のURLより視聴できます。
http://www.speech-data.jp/kaken/chotto1.html


本研究会の司会を務められた神戸大学の定延利之教授は、「発せられる言葉の背景にある心情(あいづち等)こそ、言語コミュニケーションにとって重要な要素である」という見解を主張しており、その彼の言及は以下の著書に纏められています。言語学者によって書かれた著書ですが、内容もさほど難しくなく、一般の方でも気軽に手を取って楽しむことができる本です。勿論、通訳・翻訳者の方にもおすすめです。




今回の研究会は「日本語における笑いをいかに外国語に訳せられるか?」をテーマとしたものでしたが、意外であったのは日米語の翻訳・通訳においてユーモアが壁となり得るということはさほどないという点でした。逆に、日本語のユーモアが最も伝わりにくいとされる言語は中国語だそうです。実際、日本語のユーモアを中国人に伝わりやすくするための試みとして、以下の3つの方法が提示されていました。
①「あー」「うー」という言葉を残す。
  -だらだらとしゃべっている雰囲気を出すため。
②擬音語を訳す。
③大げさに訳す(四字成語・熟語を使う)。


今回のような研究会は定期的に実施されているそうです。
ユーモア翻訳に関心のある方にはおすすめの研究会です。



日本語音声コミュニケーション教育研究会
http://www.speech-data.jp/nihonsei/index.html